男性恐怖症なんて関係ない!?



廊下へ出てすぐ後ろから引っ張られて気づく。

「なに?」

「ちゃんと裏山さんのこと守るんだよ?」

「わかってるよ!」

「大丈夫だから、裏山さんはそんな子じゃない僕が言うんだから確かだよ?」

「お前に言われたくねぇーよ!」


そう言いまた歩き出した。

俺の恋
あいつにもばれたらしい。



まぁ他のやつじゃなくてよかった。




「あっ…あの…。」


ふと気づくと小さく話す裏山いや璃々。

「ん?」

「あ…あの…教室に財布を…」

そんなことかよ。


「なに?財布?」

「はい…」

「いいよ?取りに行かなくて…
時間のロスだろ?俺が奢ってやる」

「で…でも…」

「いいの!お前は奢られときゃいいの」

「すみません…」

すると後ろから……

「じゃぁ僕も!!」

「は?お前ふざけんなよ!」

「いいじゃん?蓮って優しいんだよ?」

「そ…そーなんですか?」

「うん!」


こいついつかぶっ殺してやる…。


とか言いつつ許しちゃうんだよな?
陽向はいや…陽向と璃々は特別…だな…。




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