男性恐怖症なんて関係ない!?


家に帰ってベットの中でうなだれる…。



「蓮先輩が…好き…?」



いやいやあたしに限ってないない…。



そんな時…



〜♪



「もしもし?」

「璃々ー!久々!
声聞きたなってさ?電話したんです!」

「ほんと久々だね?だって毎日練習でなかなか会えてないし連絡取れてないもんね?」

「あっ!そうだ!あたしね?今度ファッションショーに出ることになったの!小さいやつだけど…」


「えーー!
よかったじゃん!さすがだね?葵」

「まぁね?案外頑張りました。
そうそう!最近どぉよ?体の調子は」

「まぁまぁかな?
薬は飲みっぱでも蓮先輩と話せるようにはなったよ?仕事だって割り切ってるからかもだけどね?」

「ま!それでも進歩だよね?」

「まぁね?」

「で?どーなのよ!蓮先輩のこと!」



きたきたよ…来るとは思ってたけど…いや…これどー反応するべき?

「ど…どう?って?」

いや…誤魔化せてるかな?

「好きーとか?気になるーとか?なんかないの?」

「い…いや…ね?」

やばいこれは時間の問題だ…

「ふーん?気になるんだ?」

「はい?」

なんでそーなるの?なんで?
なんも言ってないんだけど…!

「無理せず頑張りなさい!あたしは応援してます!それより晴輝先輩に会えないのが悲しいなー?今度逢いに行こうかな?」

「とりあえずは、ファッションショー頑張ってよ!
そのあとね?」

「わかったよー!
また連絡するね?」

「うん!」



焦った…さすが葵……。




あの人には嘘すらつけません…。


< 86 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop