男性恐怖症なんて関係ない!?
陸side


いつも友達の家の前でたむろするのが俺らの遊びで暇つぶしだった


そこにいつもとおる可愛い女の子がいた

その子は必ずちらっと俺らのことを見て通り過ぎる


「あの子毎日ここ通る時俺らのこと見るよね?」

「確かにしかも陸でしょ?」

「は?俺?」

「そー!お前!」

「いいねー!あんなことに好かれるなんて。」

「名前も知んねぇ女に好かれて嬉しいか?」

「顔かわいいしそりゃね?」

そんな話からたまたま始まった俺らの遊び。


「ね?あの子絶対陸のこと好きだよな?」

「なわけねぇーだろ?」

「わかんねーじゃん!あっ!あの子の彼氏になってよ


「なんで俺?」

「あの子の好きな子陸でしょ?ね?で俺らにちょうだい??」

「は?やだよ!めんどくせぇ」

「いいじゃん?俺らお前と違って女がよってこないのってことはさ?ほらね?」

「意味わかんねぇよ!」

「だから、付き合って俺らにくれればいいんだよ!」

「いや俺だろ!あの体は絶対やべぇぞ!」

「何話進んでんだよ」


そんな話から俺が告白することになった。

周りには「陸の虜になるまでは一応付き合ってるんだし色々とね?」

なんて変な笑みを浮かべてるあいつ。

俺には関係ないしどーでもいい

そしてチャンスは訪れた



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