男性恐怖症なんて関係ない!?
璃々side


蓮先輩の声で大空先輩以外の全員がパッと位置につく



あたしは蓮先輩と向き合って
その後に晴輝先輩と陽向先輩


今日のライブのセトリ通りに歌う






2時間のライブ構成
通し終わると13時になる

昨日伝えられた集合時間は13時なはず……
なのに部屋のドアが開くことはない



「また遅刻かよ」

「ちょっと休憩でもするか?」


蓮先輩はあたしの顔を見て言う
あたしはコクンッと頷いた。


「じゃ14時まで昼休憩にするか!」

その声でまたみんなが賑やかになる




「ねぇ?コンビニ行かね?」

そう言い出したのは晴輝先輩
それにみんなが「おう」と言って返事をする



休憩に入って部屋が賑やかになったとき部屋にまた現れた葵に向かって晴輝先輩が言う

「葵ちゃんも一緒に行こう?」


振られているはずなのに仲のいい2人
葵の目はハートだし、なんか乙女ってこういう事なんだなー?って思った



すごくポケーっと見ていたみたいで
「お前はどーすんだ?」
なんて声が飛んできた

「え?」

「行くのか、行かねぇのか?」

「あ……はい…行きます!」

こんな広い部屋で1人なんて嫌だ!
なんて慌てて部屋を出る




今日のライブが成功すればいいなぁ?



なんて心の中ではウキウキしながら





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