キングの餌食になりまして。



「息の根を止める気ですか……!」

「やだなぁ。そこまでしないよ」

「どこまでする気なの?」

「死んじゃったらもう抱けないし」

「あたしとヤりたいだけなんじゃ!?」

「冗談だよ。君が死んだら俺は生きていけないなあ」

「とびきりの笑顔で言わないでください」

「なんでもいいんだ。ただ、実知留のすごく嫌がることしてみたくなるんだよねぇ」

「小学生か!」

「……忘れられなくて」


< 110 / 112 >

この作品をシェア

pagetop