溺愛プリンス~秘密のフィアンセ~
シェフの一喝のおかげで、その後は集中して仕事が出来た。
その日の業務を終え、後片付けや、次の日の準備等をしていると。
「…全部終わったら、事務所においで」
「…はい、わかりました、シェフ」
シェフに言われた通り、仕事を終えた私は、事務所に入った
そして、ルイから聞いたことを伝えられた私は、溜め息をついた。
「…数百人用のデザートなんて、私一人ではとても、準備出来ません」
「…そう言うと、思ってたよ」
「…え?」
「…ビュッフェ形式とは言え、数百人分のデザートを一人で準備するなんて、ムリに決まってるだろ?」
「…私の知り合いのパティシエに声をかけたら、快く承諾してくれたよ」
「…本当ですか!それは心強い」
「…彼の弟子も手伝うから、十分作れるだろう。そうだ、そろそろ、仕事を終えて、顔を出してくれる筈なんだが」
その時、タイミング良く、ノックする音が聞こえた。
「…お、来たかな。どうぞ」
シェフの言葉に、ドアが開く。
「…遅くなりました、シェフ…お久しぶり、美々ちゃん」
お久しぶり?
入って来たパティシエをガン見。
「…ぁ、あ~!」
「…思い出してくれたかな?」
…よく知ってる人物だった。
その日の業務を終え、後片付けや、次の日の準備等をしていると。
「…全部終わったら、事務所においで」
「…はい、わかりました、シェフ」
シェフに言われた通り、仕事を終えた私は、事務所に入った
そして、ルイから聞いたことを伝えられた私は、溜め息をついた。
「…数百人用のデザートなんて、私一人ではとても、準備出来ません」
「…そう言うと、思ってたよ」
「…え?」
「…ビュッフェ形式とは言え、数百人分のデザートを一人で準備するなんて、ムリに決まってるだろ?」
「…私の知り合いのパティシエに声をかけたら、快く承諾してくれたよ」
「…本当ですか!それは心強い」
「…彼の弟子も手伝うから、十分作れるだろう。そうだ、そろそろ、仕事を終えて、顔を出してくれる筈なんだが」
その時、タイミング良く、ノックする音が聞こえた。
「…お、来たかな。どうぞ」
シェフの言葉に、ドアが開く。
「…遅くなりました、シェフ…お久しぶり、美々ちゃん」
お久しぶり?
入って来たパティシエをガン見。
「…ぁ、あ~!」
「…思い出してくれたかな?」
…よく知ってる人物だった。