忘れられた未来

やっと辿り着いた階段を上りきった。

2階は普通の家のようになっている。

違うところというと、一室だけが普通の部屋の3倍くらい広くなっていることくらいだ。

その中には使わていない物もあるけど、10人分の机があるのであった。

「よっ!沙夢里!!」

「押忍ッ!」

いち早く迎えてくれたのは、下の店のナンバー2の有紗さんだ。


胸元が、がっつり開いたドレスを着てスタイルのいい身体を見せ付けている。


だが、あくまでもナンバー2だ!

「オメーそこ強調すんじゃねぇ!」

「解説にまでキレてるようじゃ、寿命も縮まりますよ…」

ちなみに私より有紗さんは、5歳上…いえ、ババアです。


「ちょ、このガキ!誰がババアだとゴラァ!」



あらあら大人げない…

「またっ、このッ!」

「二人共、やめなさい。有紗はもう大人なんだからね。」

止めに入ったこの人は、ここの店のオーナーである真田さんこと変態さん。


「それと…ババアじゃなくておばさんだか……グフッ!」

有紗さんの右ストレートが決まった。
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