忘れられた未来
てなわけで帰り道。
帰る時間帯にはいつも店が開き出しそうだから、今日も仕方なく臭くてたまらない裏口を使った。
まぁ、やっと家に帰るわけだけど。
結局、今日は何をしたかったのかわからない。
毎日、毎日こんな感じだけど…
たまたまお仕事が入るんですよ。
いや。
半端なく。
チャラチャラチャラチャラチャララー…
ほら、都合よくメール入った。
基本、私は家ではマナーモード解除してますから。
そんなことより内容は…
差出人は真田さん。
『明日、学校が終わってから暇だったら来てください。そういえば三丁目の里奈ちゃん元気ですかね?できることなら一発ヤリたいですな(笑)凜藤さん、そんなに冷たい視線を送らないでください。私は世界の女性の王子様なのですから。ではまた。』
………。
真田さんからのメールは、一人で話しが終わっているから返信する気になるのが稀だ。
『三丁目の里奈さん』は一種の私達の暗号。
その後の文章は………
うん。
そういう人だから。
とりあえず、明日また行きますわ。