朱い異国人と蒼い少女
AM3時


基地の倉庫にて。 カツカツと歩く音が響き渡る。


目的地には既にお目当ての人がいた。


「おはよう。よく眠れたかな。 また君に命令がくだったよ。次も大変な任務になりそうだ。 連合の総帥殺しなんてねぇ。」


肌の色の悪い青年将校が笑った。


「こんなに可愛い子があの有名な連盟の奇才だなんてねぇ。 あぁ、世の中はなんて面白いのだろう…! ぞくぞくするよ」


「黙って聞いていれば変態かよお前は。えぇ?将校さん??? また帰ってきたら私を犯すのがあなたの日課だものねぇ。なにが面白いやら。」


「そんなこと言わないでくれ給えよ。私はこれでも君を愛しているのだよ。ねぇ、奇才さん?

いや、_______?」

「呆れた。あいかわらず、気持ち悪い。」

「でも、そんな男の快楽にいつも溺れるのはどこの誰だい? 毎度せがんできて、それを繰り返して繰り返して。」

「それもそうね。私はあなたに溺れているのかもね。 じゃあいってくるわ_____さん」
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