素敵な王子様の育てかた。

……そう。

そうよね。


ダメなときは、そのときに考えるしかない。

なるようにしかならない。

そう思わなきゃ、やっていられないもの。





そんなことを考えつつ、いつの間にか、そのまま私の意識はぷつりと途絶えていた。


――気づけば、朝。

カーテンも閉めず、直接窓から差し込む日差しに眩しくて意識を取り戻すまで、私は寝てしまったのだった。
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