王子様とハナコさんと鼓星


「じゃあ、名前で呼んでね。俺は華子って呼び捨てしてもいいかな?」

「は、はい」


なんか、男性に呼び捨てされるのは久しぶり。恥ずかしいかも。

「呼んで見てよ、俺の名前も」

「り、凛太朗…さん?」

「はい。よく出来ました」

背もたれにある手が私の頭を撫でる。


その後、部屋で暫く話したあと、外でご飯を食べてから寮まで送り届けてくれた。

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