今日はキミに
「りーひーとー!」

と、理人たちを見つけて萌愛が叫ぶ。


「おっ、着替え終わったか。」


不思議と理人の顔が赤い気がしたけど、
気にしなかった。


「あ、お目当ては遥花でしょ?
この子、あたしが知らない間にさ〜、
胸めっちゃ大きくなっててさ〜、
びっくりした!」


「もっ、萌愛!!ほんと、やめて!!」


とおそらく真っ赤であろう顔を隠して
萌愛を叱ると、


「萌愛、遥花をいじめるのはやめてやれ。」


と、赤い顔で理人が萌愛を叱る。


「みんなそうだよ〜、莉子も理人も。
みんな遥花のこと好きだもんね!」


「おいっ、そういう問題じゃないだろ。」
「ねぇ、そういう問題じゃないでしょ。」


「大体、なんで俺が遥花を
好きってことになってるんだよ?」


「違うの?」


「ち、ちげーよ!ばーか!」


と言って海に向かって走り出した理人。



「あっ、待ってよ〜!」

と言って私たちも追いかけた。


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