Butterfly 〜俺だけのお姫さま〜
「おっす、翔。」



「おはよ。渚(なぎさ)。」




華奈さんの隣にいるのは付き人の橋口渚。



俺の1ばんの友達。







俺たち4人は1年のときからずっと同じクラス。




だから御互いによく知っている。






「あ、姫。もうそろそろ席に着きましょう。」



俺は時計に目をやる。



「はぁ~い。」






その数分後、先生が来る。






担任の中村先生。



この学校では1番まともな先生。





お金持ちの子ばっかりだから、教師たちは生徒に変に気を使っている。







このクラスは先生が先生だから、普通科と同じような感じだ。





男子5人。


女子5人。


付き人としての特別生徒がそれぞれ5人ずつ。





結局は男子9人、女子11にんの合計20人のクラスだ。












今日も1日が始まる。
< 13 / 16 >

この作品をシェア

pagetop