Butterfly 〜俺だけのお姫さま〜
あっという間にお昼。





俺たちは弁当を持って華奈さんと渚のところに向かう。







「屋上行こうぜ。」



渚が笑う。




「あぁ、そうだな。」





だいたいいつも4人でお昼を食べる。






屋上は誰もいない。









他の特別科の生徒はみんな、学食に集まる。







だから、昼は俺たち4人しかいない。










「んん~、気持ちいいね。」



姫と華奈さんが話している。









5月の風が吹き抜ける。






涼しい風。









俺たち4人しかいない空間。
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