Butterfly 〜俺だけのお姫さま〜
俺の仕事
俺は、恋に落ちた。




今から10年前。



俺は小学2年生。







夏の暑い日だった。




大きな鞄を持って、母に手を引かれて大きな門の前に立っていた。




母が重い門を開ける。



そこはまるで異世界に迷い込んできたような...。




1面に広がる花畑。



大きなお城のようなみどりの屋根の白い建物。




俺は言葉を失っていた。




そして、大きな建物から知らない女の人が出て来た。




母はその人と少し話して、女の人について、屋敷の奥へと進進んだ。





進んでいき、玄関のすぐ横の庭に俺の初恋の人はいた。





俺は目を奪われた。





そこにはとても可愛らしい女の子がこっちを見つめていた。
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