Butterfly 〜俺だけのお姫さま〜
また母と女の人は話していた。





「翔、一緒に来て。」



母が俺を呼んだ。





まだこの状況についていけてない。




またよく分からないまま、母について部屋を出た。










長い長い廊下を歩いて行く。





そして、1つの部屋の前で止まった。





女の人が戸をノックする。




「優里亜(ゆりあ)。入るよ。」



そう言って、戸を開けた。





その向こうには、薄紅色の壁紙。



小さな机と小さなベット。





そして、俺は目を疑った。







確かにそこには、玄関にいた女の子がいた。
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