おはようとおやすみ
出会い
春といえば
進級ですか?
進学ですか?
─それとも出会いですか?
テレビから聞こえる人気No.1の
アナウンサーの声。
きっと、大人ならコーヒー片手に
優雅な朝だろう。
でも、私は大人では無い。
「あ”ぁ!!寝坊した!今日入学式なのに!?」
騒がしい声が一人の部屋に響く。
白井 綾乃。今年から高校生1年生
一人暮らしをはじめました。
髪をとかし、顔を洗うともうやばい時間。
制服に見とれる時間もない。
朝ごはんを食べるまもなく
ダッシュで部屋を出る。
ガンっ
ひどい音が聞こえ、一気に顔が青ざめる。
どうやら、ドアの前に立ってた男の人に
ドアが当たってしまったみたいだ。
「あの・・・隣に越してき・・・
「すいません怪我してますか!?大丈夫か!?」
「大丈夫です・・・あの・・・
「あ!お話しなら帰ったら聞きます!
すいません!急いでるんで!」
男の人は立ち尽くしていた。
あー顔もまともに見て謝ってなかったな。
あー今日はついてない。
酷いことをしてしまった・・・と自分の中でも反省している。後で謝らないとなーなどと
思いながら、学校の校門をくぐる。
時間は思ったより大丈夫そうだ。
私の学校、椿学校は中高一貫校で特別ドキドキもしない。中学校の頃の私は女の子っぽい事に興味を示さず、恋すらしたことがなかった。だから高校では!・・・って
思ってたんだけどなー
「1年4組か・・・」
「あ!白井も!?まじかあ!
これで四年連続じゃん!」
隣から背の高い顔のととのった
大声の男、小町 大河が
笑顔で話しかける。
この人とは中学校からずっと一緒のクラスで、一番仲のいい男友達である。
「やっぱり俺たちサイコーの友情かも☆
な!そう思うよな!?」
知るか。でも、確かに。なんて考えながら
教室へ入る。
私に一番に気づいてくれたのは
髪の長い美少女。
「おはよ」
「おはよ!小春!」
佐藤 小春は私の友達。
すらってしてて、大人で、モテる!
私は正反対の女子である。
今だって、視線を感じる・・・
「今年こそ彼氏作りたいな!」
「無理無理!お前に彼氏できるかよ」
「大河酷すぎ。綾乃だって可愛いよ」
なんて、話ながらチャイムが鳴る。
彼氏欲しいのはほんとだし、恋だって今年はしたい!その為に高校デビューしたんだもん!ステキな彼氏つくって・・・
「うっわ、顔赤いな(笑)何想像してんの?
あ、彼氏できたらの妄想?」
小町の余計な一言にうるさい!と怒る。
小町も黙ってたらイケメンなんだけどな・・・
───ガラガラッ
扉を開けて誰か入ってくる。
音がして担任の先生が入ってくる
皆息を呑む。
皆驚いた。想像より若く、背が高い。
眼鏡をつけて、体も細い。
そして
想像より髪の毛がもっさりしていて
顔が隠れている。
あれが担任?クラスが一気にざわめく。
マジで最悪。なんて声も聞こえる。
確かに私も少しだけ先生との恋愛もありかななんて、想像してたけど・・・残念。
根暗な先生は王木 瑛彦。26歳。独身。
1年間お願いします。その後予定を話して
ホームルームを終了した。
先生が教室を出て言った瞬間皆ざわめく。
「あの先生めっちゃ根暗だよな」
「そ、そうだね・・・」
「まぁ、1年間だけだよ。あの先生は。」
まぁ・・・そうだけど・・・ちょっと残念。
ドタバタな朝、最悪な担任。
今日はちょっとついてないみたいです。
そして、学校が終った。
進級ですか?
進学ですか?
─それとも出会いですか?
テレビから聞こえる人気No.1の
アナウンサーの声。
きっと、大人ならコーヒー片手に
優雅な朝だろう。
でも、私は大人では無い。
「あ”ぁ!!寝坊した!今日入学式なのに!?」
騒がしい声が一人の部屋に響く。
白井 綾乃。今年から高校生1年生
一人暮らしをはじめました。
髪をとかし、顔を洗うともうやばい時間。
制服に見とれる時間もない。
朝ごはんを食べるまもなく
ダッシュで部屋を出る。
ガンっ
ひどい音が聞こえ、一気に顔が青ざめる。
どうやら、ドアの前に立ってた男の人に
ドアが当たってしまったみたいだ。
「あの・・・隣に越してき・・・
「すいません怪我してますか!?大丈夫か!?」
「大丈夫です・・・あの・・・
「あ!お話しなら帰ったら聞きます!
すいません!急いでるんで!」
男の人は立ち尽くしていた。
あー顔もまともに見て謝ってなかったな。
あー今日はついてない。
酷いことをしてしまった・・・と自分の中でも反省している。後で謝らないとなーなどと
思いながら、学校の校門をくぐる。
時間は思ったより大丈夫そうだ。
私の学校、椿学校は中高一貫校で特別ドキドキもしない。中学校の頃の私は女の子っぽい事に興味を示さず、恋すらしたことがなかった。だから高校では!・・・って
思ってたんだけどなー
「1年4組か・・・」
「あ!白井も!?まじかあ!
これで四年連続じゃん!」
隣から背の高い顔のととのった
大声の男、小町 大河が
笑顔で話しかける。
この人とは中学校からずっと一緒のクラスで、一番仲のいい男友達である。
「やっぱり俺たちサイコーの友情かも☆
な!そう思うよな!?」
知るか。でも、確かに。なんて考えながら
教室へ入る。
私に一番に気づいてくれたのは
髪の長い美少女。
「おはよ」
「おはよ!小春!」
佐藤 小春は私の友達。
すらってしてて、大人で、モテる!
私は正反対の女子である。
今だって、視線を感じる・・・
「今年こそ彼氏作りたいな!」
「無理無理!お前に彼氏できるかよ」
「大河酷すぎ。綾乃だって可愛いよ」
なんて、話ながらチャイムが鳴る。
彼氏欲しいのはほんとだし、恋だって今年はしたい!その為に高校デビューしたんだもん!ステキな彼氏つくって・・・
「うっわ、顔赤いな(笑)何想像してんの?
あ、彼氏できたらの妄想?」
小町の余計な一言にうるさい!と怒る。
小町も黙ってたらイケメンなんだけどな・・・
───ガラガラッ
扉を開けて誰か入ってくる。
音がして担任の先生が入ってくる
皆息を呑む。
皆驚いた。想像より若く、背が高い。
眼鏡をつけて、体も細い。
そして
想像より髪の毛がもっさりしていて
顔が隠れている。
あれが担任?クラスが一気にざわめく。
マジで最悪。なんて声も聞こえる。
確かに私も少しだけ先生との恋愛もありかななんて、想像してたけど・・・残念。
根暗な先生は王木 瑛彦。26歳。独身。
1年間お願いします。その後予定を話して
ホームルームを終了した。
先生が教室を出て言った瞬間皆ざわめく。
「あの先生めっちゃ根暗だよな」
「そ、そうだね・・・」
「まぁ、1年間だけだよ。あの先生は。」
まぁ・・・そうだけど・・・ちょっと残念。
ドタバタな朝、最悪な担任。
今日はちょっとついてないみたいです。
そして、学校が終った。