年上のアナタと大人の恋ができたなら
●Her family
彼の実家に行った日から10数日後私たちは金沢に向かってた
私の休みに併せて何とか仕事を調整してできた3日の休み
前日何とか仕事を終わらせて翌日早朝の高速バスに乗りこみ一路金沢を目指す
「駿介さん大丈夫ですか?お疲れみたいですけど」
「うーん早めに切り上げるのにちょっと頑張ったよ」
「そんなに無理しなくていいのに
金沢なんていつ行ってもよかったんですよ?」
「いや一刻も早くご両親に会って了解を貰いたいからね
美月と暮らすためなら多少の無理はするよ」
「両親に電話したらすごく会いたがってましたよ」
「緊張するな」
「大丈夫ですよ駿介さんのこと話したら会いたがってましたから
兄なんて兄貴が出来るって喜んでましたよ」
「お兄さんが?」
「ええ、だから大丈夫ですよ
会ったら絶対皆、駿介さんを気に入りますよ」
高速バスがターミナルに到着したあと市内のバスに乗り変えて10数分
やっと家に到着した
ペンションは営業中だけど正面から入ると
「いらっしゃいませ、あら美月お帰りなさい」
「ただいまお母さん、お父さんは?」
「買い出しにいってるわ、時期帰ってくるから入って待ってて」
「あとでも紹介するけどこちらが桐生駿介さん
駿介さん母です」
「始めまして桐生です今日はお忙しい中来てしまってすみません」