年上のアナタと大人の恋ができたなら
●Start living together
金沢から帰ってきて数日後
駿介さんのマンションに引っ越すことになった
あまりにも早い引っ越しにちょっとびっくりしたけど
駿介さんは大分前から考えていたらしく
私の両親のOKを貰い即行動に出たようだ
なのでフル回転で私は荷造り中
彼も仕事を早めに切り上げて荷造りを手伝ってくれている
そしてあっという間にやってきた引っ越し当日の朝
しかしここでも駿介さんが頑張ってくれたおかげで
私はほとんど手伝うことなく引っ越しは終わった
引っ越しのトラックが帰ったあと自分の部屋を眺める
今日からここが駿介さんの家であり私の家にもなる
何だか不思議な感じだ
「今日から宜しく
で今日は引っ越しの記念に何かデリバリーを頼もうか?」
「あの私が作ってもいいですか?」
「美月の手料理は嬉しいけど実は調理道具が全くないんだ
だからまずは道具を揃えてからじゃないとこのキッチンで
料理を作ることは出来ない」と苦笑する
「それじゃあこれから買い物にいきませんか?」
「買いモノ?」
「そうですこれからは私が作るんですから色々買っておかないと
クルマで行きませんか」と言うと
「了解」と嬉しそうな顔をした