年上のアナタと大人の恋ができたなら
最低限の料理を作れるスペースを作って出来た
引っ越し初日の夕食は和食にしてみた
白米におみそ汁、数種類のおかず
駿介さんは何度も美味しいと言ってキレイに平らげてくれた
食後は私の淹れた紅茶を飲みながらソファで寛ぐ
今日はあっという間の1日だった
「今日からは毎日美月と一緒にいられるんだな夢みたいだ」
「何だかここまであっという間でちょっとびっくりです」
「そうかな?俺はやっときたって感じだよ」
そう言うと駿介さんから一緒に暮らすにあたって約束を2つ提案された
ひとつは隠し事はしない、もうひとつは朝は一緒に食べるということだった
隠し事は以前のケンカで体験したことからずっと気にしていたらしい
そして食事は彼の仕事が遅くなることもあるので夜は仕方ないとして
朝は必ず一緒に食べようということになった
それ以外ではその都度2人で考えて決めていこうとなった
その後も色々話しながら初日の夜は更けていった
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翌朝は早起きして朝食作り
もちろん一緒に食べたあとはお互いの職場へ出勤した
新しい生活を始めた私たち、この先どうなっていくのか
でもかなり楽しみに感じているのは彼には内緒だ