年上のアナタと大人の恋ができたなら

デザインも値段もピンキリでどれがいいのか分らない
美咲さんは慣れているようで色々なドレスを取ってカラダに当てていた
とりあえず幾つか試着してみたが今回は下見ということで何も買わずお店を出てきた

今日のことを駿介さんに話すと

「分った今度一緒に買いに行こう
仕事が終わったら連絡入れるから予定を空けといて」

「分りました」

★----------★

それから更に数日後駿介さんとドレスを見にきていた
この間美咲さんと来たお店だ

何着かドレスをカラダに当ててを繰り返し
ようやく2つまで絞り込んだ

試着して駿介さんに見てもらう

「うんいいね美月によく似合ってる」とにこにこな駿介さん

もう1つを着ると

「うーんこれも似合うな」と考えこんだ次の瞬間

「よし両方とも買おう」と言いだした

「待ってください1着で十分ですよ
そんなに着る機会があるかも分らないのに2着もだなんて」

「でもどっちも似合ってるんだからどちらかひとつって選べないよ
確かに着る機会があるか分らないけど買っておくにこしたことは無いんじゃないか?」

「それでも!とにかく1着だけにしてください
2着とも買うっていうならパーティ出ませんから」と言うと彼は慌てた

「分った1着だけにするだから出ないなんて言わないでくれ」と必死な顔

とりあえず1着買うとお店を出たが私がまだ怒ってると思ったのか私の顔を伺っていた

「美月・・」と捨てられた子犬のような目で見られた

「もう怒ってませんから」と苦笑するとやっとほっとした顔をした


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