年上のアナタと大人の恋ができたなら

あっという間のパーティ当日、私は朝からそわそわしていた
夕方美咲さんと待ち合わせして一軒のお店へ
そこでヘアーやメイクをしてもらいドレスに着替える

出来あがった自分を見て驚いた

「美月ちゃんは素材がいいからちょっと磨けばこんなものよ、どう?」

「びっくりです、これが私?」と自分でも驚いた

「うんドレスもよく似合ってる、でしょ駿介君?」

「ああ凄くキレイだ」と後ろから声がしたので振り向くと

「駿介さんいつの間に?」

「さっき来たばかりだよ、よく見せて」と上から下まで見られる
何だか緊張する

「うんそのドレス美月に似合ってる、向こうも良かったけど
やっぱりこっちにして正解だったな」とにこにこ顔

「さてとそろそろ時間だ、タクシー待たせてるから行くよ
美咲さん有難う」

「どういたしまして、じゃ美月ちゃん楽しんでらっしゃい」


タクシーが到着して降りると目の前には有名ホテルが建っていた
誰もが名前くらいは知っているくらいのホテルだった
ここでするの?とちょっと引いていると行くよと言って手を引かれた
多少不安になりながらも何とか彼の後についてホテルに入っていった


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