年上のアナタと大人の恋ができたなら
「アナタ私に逆らったらどうなるか分ってるの?
こんなお店簡単に潰すことだって出来るんだから」
「それが貴方のやりかたですか?
彼に振りむいてもらえなかったからって
いつまでも彼に絡むのやめてください」
「お店がどうなってもいいのなら好きにするといいわ
言っとくけどこのこと駿介さんに告げ口したらただじゃおかないわよ」
「お帰りください」と小百合さん
「小百合さん」
「貴方みたいな人桐生さんは絶対好きにならない
もうここには来ないでください」
そう言うと麻衣さんはこっちを睨みつけながら店を出ていった
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「美月ちゃん誰なの?あの人」
「氷室建設の社長令嬢で氷室麻衣さんです」
「氷室建設かたしかに大きな会社ね」
「小百合さん知ってるんですか?」
「詳しくは知らないけどかなり大きい会社よ
その人が何故うちに来たのかしら」
「実は・・」とこの間のパーティでの出来事を話した
すると
「それで美月ちゃんのことを調べてここに来た訳だ
お嬢様ってのはしょうもないわね
自分の思い通りにならないとこれだから・・困ったものね」
「すみません小百合さんにも迷惑をかけてしまって」
「いいのよさすがにあれはないわよ
美月ちゃん桐生さんに話すのよ
これは美月ちゃん1人で手に負える相手じゃないわ
何かしてくるかもしれないわよ
お店のことは心配しなくて大丈夫、主人に言ってみるから」