年上のアナタと大人の恋ができたなら

「いえ!多いくらいです、良いんですかこんなに
お店に置いてある商品だってこんなにしないのに」

「キミお店やってるの?」

「いえオーナーは違う人です、私はそこで働かせてもらっているんです」

「どんなお店?」と聞かれ私はお店のカードを彼に渡した

「Petit bonheur プティ・ボヌール?」彼はお店のカードを見ながら呟いた

「インテリア雑貨を中心に販売しているお店です」

「この住所ってこの辺だね」

「はい駅の向こう側にあるんです」

「そんなに近かったんだ」と少し驚いていた

「桐生さんは「駿介でいいよ」」

「え?」

「どうも桐生さんて呼ばれるのはちょっと硬い感じがする」

「そうは言ってもお会いするのは今日でまだ2回めだしこれが普通じゃないですか?それをいきなり下の名前ていうのはちょっと強引かと」

「じゃあ当分は桐生でいいか」と呟くように言った桐生さん

「あのどうしてそんなことになるんですか?」

「はっきりいってキミのことが気になっている」

「え?」

「この間初めてキミを見たときに感じたんだ多分ひとめぼれだと思う」

「ひとめぼれ!?」私が目を見開いて桐生さんを見ると
彼が笑顔を私に向けてきた

「ひとめぼれって・・」


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