年上のアナタと大人の恋ができたなら

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麻衣さんの出来事以降は何事も無く平穏に過ぎていった

お店も通常営業に戻りお客さまも以前のように沢山の人で賑わい
毎日が忙しく過ぎていっていた

そんなある日駿介さんから聞かされたことに私は驚いた

「え、お義父さまが会長に？」

「そうそして兄貴が社長になり俺が副社長、浩介が専務になることが決まった」

「副社長・・」

「それで近々報告のためにウチ主催のパーティが催される」

「パーティですか」

「新社長、副社長、専務の紹介に俺と美月の婚約報告も兼ねているから
ちょっと大きな集まりになるな」

「ちゃんと挨拶できるかどうか心配です」

「大丈夫だよ俺がいるから」

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数日後桐生商事主催の集まりが催された
来ている人たちは皆有名会社の人たちで
私でも知っている会社ばかりだった

暫くすると現社長のお義父さまからの挨拶のあと
新社長、副社長、専務の紹介
そして駿介さんのフィアンセとして私が紹介された

会場からは大きなどよめきが起こり
女性たちの間からは落胆するため息が聞こえた
私を見る女性たちの視線は痛いもので居たたまれない気分だった