年上のアナタと大人の恋ができたなら
「俺はただっ」
「慎一その変にしとけ」と声のしたほうを見ると
「お兄ちゃん?」
「蓮さん」
「久しぶりだな慎一、お前全然変わってないのな
5年経って少しは成長したかと思ったけど
お前この5年何やってたんだ?
大学行って社会に出たのにまだここで立ち止まってるのか?
美月は一生懸命東京で頑張っているっていうのに何やってるんだ」
「蓮さん俺は」
「美月が好きなら何で連絡しなかったんだ?
好きなら電話でも会いにでも行けばよかっただろう
大学行ってから社会に出てからって先延ばしにしたのはお前だろう
それで美月や桐生さんに当たるのは間違ってるぞ」
「・・・」
「美月がお前のこと幼馴染み以上には見れないのはずっと前から知ってた
それでもあのころのお前は好きになってもらおうと頑張ってた
今のままだとこの先誰を好きになっても同じことの繰り返しだぞ」
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同窓会も無事終わり私たちは家に帰ってきた
家の前に着くと
「お兄ちゃん送ってくれてありがと」
「蓮ありがとう」
「ああじゃあな」そう言いクルマを発進させた
家に入るとお父さんもお母さんも仕事を終わらせ
リビングで寛いでいた