年上のアナタと大人の恋ができたなら
その後軽く食事を済ませお風呂に入ったあとは
就寝までリビングで寛いでいた
ソファに腰かけるとさっそくビーとクーパーが飛びついてきた
「わっ」
「こら!ビー、クーパー」
2匹は駿介さんの膝の上でごろごろしている
「気に入られちゃいましたね」
「ああ、もうすっかり仲良しだよ」
「久しぶりだから余計甘えたいのかも
ねっビー、クーパー」
「「にゃー」」
2匹のアタマを撫でてやると喉をゴロゴロ鳴らしてた
「しかし彼大丈夫かな?」
「え?」
「廣瀬くん」
あの後、慎ちゃんは何も言わずアタマだけ下げその場を離れた
もしあの時お兄ちゃんが来なかったらしばらく押し問答していただろう
「小さい頃から一緒にいて家族同然の付き合いをしてきたから
慎ちゃんは家族に近かったんです
確かにイケメンではあったけどそれでドキドキしたことなかったし
学校でよく女子から告白されてるのを見たこともあったけど
ああーまた告白されてるよーぐらいにしか思ってませんでしたから」
「彼の味方をするわけじゃないけど鈍感なのも罪だな」
「鈍感って・・」とちょっとムッとなる
「まぁ彼もこれからだな、立ち直るには時間がかかるかもしれないけど」
そう言いビーとクーパーのアタマを撫でた
ちょっとだけ波乱もあったけど懐かしい顔に出会えて
元気が貰えた同窓会だった