年上のアナタと大人の恋ができたなら

何だかこのまま家に帰るのが勿体ない気がして1人夜の街歩きをしていた
今の私なら何でも出来そうな気がする、単純だな私
そう思い自分に苦笑しているとケータイが鳴った

「もしもし駿介さん?」

<ああやっと出てくれた、今どこにいるの?>

「心配かけちゃいましたか?ごめんなさい」

<いいんだよ迎えに行くから場所教えて>

もう駿介さん優しすぎるよ、私が場所を言うと

<今すぐ行くからそこを動かないで>と電話を切られた

私が立っている所はイタリアンレストランのお店
そういえば夕飯まだだった、じっとメニューを眺めていると
お腹がぐーっとなった、すると後ろでくすくす笑う声が聞こえた

「お待たせ」と苦笑する駿介さん
私が顔を赤くしていると

「今日の夕飯はここで決まりだな」そう言い私の手を引き
そのお店に入っていった


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