2.5次元少女
棗side


廊下の野次馬に話しかけたら、
遠くに、斉木が見える。


なんであんたがそんな顔してんの
意味わかんない。


こっち向かって来んなし。





そう思った時、
後ろからふと誰かに抱きしめられた。



目の前の斉木は驚いた顔をしてる。


「捕まえた」
上から声がした












上を見ると



神谷くんだった。



驚いて動けない

「「「離せ」」」


私じゃない声


斉木、鴻、龍。
走ってきたのか龍と鴻は息を切らしていた












紫「嫌だと言ったら。」


“え、紫苑様どうしたの?”
“棗ちゃんに復讐じゃ…”
“潰すんじゃないの?”


神谷は、なにも言わずただ笑っていた。

き 鴻「月花を潰す」

“きゃあああああ”
“きら様素敵いい”

紫「へえ面白い」

龍「じゃあ、俺は月花も龍蓮花も潰す」

龍…

“優雅君には無理でしょ笑”
“冗談きつい笑笑”
“チームとかわかんないんじゃない?笑”



どうせ、龍のこと知ったら
媚びってくるんだろ?



紫「お前は、どこかのチーム?」

龍「俺は、 、、、 桜蘭だ」


多分、みんなは冗談がきついと思っただろう

き「俺はこいつと、OneOneした、
ぼろ負けしたよ。」

“え、きら様が!?”
“優雅君すごい〜〜”
“かっこいいぃ”
“月花の姫じゃなくて、桜蘭の姫狙おうかな”



ほら、ブランド目当てがいっぱいできた。


今まで、こうなりたくないから
みんなで言わないって決めたのに。
龍のバカ。


鴻「てか、思ったんだけど、
神谷は知ってたの?棗のこと」

紫「知ってるさ、当たり前」

鴻「じゃあ、優馬先輩の仇って?」

紫「棗を守ること。」

私を守る?

紫「それが優馬さんのためだと思ったから」

“何で棗ちゃん?”
“意味わかんない”


紫「あと、くそ女をどうにかするために来た」


くそ女?


龍「ああ」
き「それはした方がいい」
鴻「うん」

“くそ女?”
“棗ちゃんじゃないの?”

「えぇ、何か言ったぁ?」

紫「棗、それやめなさい」

神谷君は。初見でわかったんだ

「うん」

紫「棗、図書室行こうか」

私が落ち着いてないの
わかったんだな。

「ありがと…」


小さくだけどお礼は言っておいた。


斉木と龍の鴻は
なんか3人で並んでて変な状態。


「みんなも来る??」

と言うと、
嬉しそうについて来た。


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