2.5次元少女
in図書室



みんな、図書室に初めて入って
緊張してるのか、
固まってた。

「座っていいよ」

紫「ありがと」

き「ああ」

龍「棗…」


「何」

龍「ごめん」


桜蘭のことか?

「気にすんな」


紫「…本題に入ってもいいか?」

き「ああ」

鴻「うん」

紫「優馬先輩の仇についてなんだけど
優馬先輩は多分、
森崎が姫をしてるチームにいる
可能性が高い」


森崎?なんで



き「なんで森崎?」

紫「あいつ、今は大と付き合ってるけど、
大のことが好きなわけではないと思う」

鴻「え?まって、ごめん。ついてけない」

龍「バカにはわかんねえな」

鴻「は?喧嘩売ってんの?」

龍「ああ?こんなこともわかんねえの?って
聞いただけだけど?」


はぁ。
「龍。」

龍「わりぃ」

喧嘩は嫌いだ。

鴻「龍?優雅じゃないの?」

龍「桜蘭だから名前を隠してた」


「んで、なんで神谷くんは
森崎のとこに優馬先輩がいると思うの?」


紫「俺、最近屋上にいるんだけどさ〜
森崎よく来るんだよね〜電話しに。
相手は優馬先輩。
なんか脅してる感じだったから
っていう推測なんだけどね」

学校来てたんだ…。

き「じゃあ、攻めるか。」

鴻「森崎が姫のチームってどこー?」

龍「絶対潰す」

紫「珠蛾ってとこ」

龍「情報は?」

紫「世界5位。ただ不正ばっかり。
  正統なとかじゃないね。
  総長の名前が「やめろ」??え、」

「推測で、話を進めんな」

龍「いやでも、可能性が高いんだろ?」

紫「ああ、それに、棗も
優馬先輩に会いたいだろ?」

会いたいとかの問題じゃねえよ

鴻「やられっぱなしも嫌だよ〜」

「何もされてないだろ」
お前らは。

紫「は?ふざけんなよ
お前のせいで優馬先輩
巻き込まれたんだよ!
お前に関わってなかったら
こうならなかったんだ」

そうだよ。

「関わったのは優馬先輩だ」

紫「お前に話した俺がバカだったよ」

き「おい待てよ紫苑」

「ほっとけ、関わるな」

き「お前…」
鴻「…俺神谷のとこ行って来る。」

龍「棗。原因がお前にあるかもしれないんだ
お前が解決しようとしなくてどうすんだよ。
無責任なこと言ってんじゃねえよ!!」

ちげえよ


龍はキレたまま何処かへ行き
図書室には、きらと私だけになった


少ししてきらが口を開く

き「やっぱ、優馬先輩は遊びだったから今更
どうでもいいのか?」

ちげえよ、でも

「ああ」

き「俺、総長だから
お前のこと守りてえとか思ってた。
バカみてえだわ。」

そうだろ?
守りたいんだろ?
私だって、お前ら巻き込みたくねえよ
守りてんだよ、だって私も同じだから。


私が原因なのはわかってる。
だからこそ、紫苑や鴻、龍やきらは
巻き込みたくねえ。

「帰れ」


き「ああ」


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