【続】Believe*Future
夕方になり、もうすぐ父さんが帰ってくる。
俺は帰りたくなかったが、父さんに心配をかけたくなく家に帰った。
みんなに“おかえり”と言われ、
その光景はあの光景を見る前と変わらなかった。
俺が見たのは幻影だったのかもしれないと思った。
でも、それは幻影じゃなかった。
2人が早く帰れて誰もいない時、
同じこと繰り返してる。
父さんも気づいてるはずなのに、
何も言わない知らない振りをしてることに
嫌気が指して、俺はあの家に帰らなくなった。