【続】Believe*Future
あいつもこいつらの仲間なんだろうか?
一緒にいるからそうなんだろうな……
知らぬ間に広い空き地に着いた。
?「よし、じゃあやろうか。不良少年。」
そいつの前に立った。
?「いつでもどうぞ。」
そう言われ、そいつに向かって走って行った。
結果、俺の攻撃は1つも当たらなかった。
そいつから、1発もらったのが急所に入り倒れてしまった。
何故か悔しかった。
泣きそうになった。
?「お前、俺らの仲間に入るか?」
「は?」
?「おい、時雨何言ってんのか分かってんのか?」
時「分かってるつもりだけど」
他の奴が文句を言っている。
結「私は賛成。」
「え。」
結「さっきの君、少しだけカッコよかったよ。
それに、途中から時雨もかなり本気だったからね。」
「君が悔しいのは、互いに本気で戦って負けたから。」
「何かに逃げているのなら、私達の所に居ればいい。
君が本気で信用してくれるまで、
ここのみんなはずっと待っててくれるから。」
この子の言葉が胸に刺さり涙が零れた。
?「結愛が言うなら認めるしかねぇしな。」
?「そうだな。」
?「半分だけ信じてやるか。」
さっきまで反対していたみんなが口々に認め始めた。
(陽翔過去終了)