【続】Believe*Future
「陽翔、あんな態度は良くないよ。」
陽「そんなのは分かってる。
だけど、結愛がされてきたことを
今でも思い出すんだよ。
そう思ったら、許せなくて。」
陽翔は私をバイクの後ろに乗せて、そう言った。
陽翔は、チームの中でも1番仲間思いだと思う。
昔、大切な友達を傷付けられたことがあるため、自分の事のように心を傷めてる。
バイクが発進してから、私は今以上に陽翔を強く抱きしめた。
「ありがとう。」
この言葉が陽翔に伝わったかどうか分からないけど、私は陽翔が優しいことを知っているから。
そう言ってくれることがすごく嬉しい。
いつの間にか、桜嵐の倉庫の前に着いていた。
陽「そういえば、結愛さ、
バイク乗れるようにならなくていいの?」
「私も考えたんだけどね、空輝が嫌がるからね。」
ガラガラッ
桜下「陽翔さんに結愛さん!
ちわーす!!」
陽「おー。」
「こんにちは。みんな元気だね。」
桜下「元気しか取り柄がないので!」
「そんなことないよ。」
桜下「いえ!」
クスッ
元気よく否定してきて、笑ってしまった。
桜下(///)
陽「お前ら、見たな。」
桜下「ふ、不可抗力です。」
なんの話しているのか分からない。