-LAST EDEN-
どこに行くの、と聞くと軽く流された。
何度かそのやり取りをして、答えが得られないことを理解したあたしは黙り込んだ。
不思議と怖いとか不安とかいった気持ちはなくて。
ただ会話にならないことが不愉快だった。
『結愛はさ、俺のこと怖くないの』
質問の意味がわからなかった。
あたしは少し首を傾げて敬斗を見つめた。
『知らない男の車に乗って、行き先も教えてもらえなくて。怖くないの?』
気持ちを見透かされていたのだろうか。
『..怖くはない。怖がるべきなんだろうけど。敬斗は怖くない。』というと少し笑った気がした。
何度かそのやり取りをして、答えが得られないことを理解したあたしは黙り込んだ。
不思議と怖いとか不安とかいった気持ちはなくて。
ただ会話にならないことが不愉快だった。
『結愛はさ、俺のこと怖くないの』
質問の意味がわからなかった。
あたしは少し首を傾げて敬斗を見つめた。
『知らない男の車に乗って、行き先も教えてもらえなくて。怖くないの?』
気持ちを見透かされていたのだろうか。
『..怖くはない。怖がるべきなんだろうけど。敬斗は怖くない。』というと少し笑った気がした。