-LAST EDEN-
一息に、そういうと彼はひどく悲しそうな顔をした。

声が震えないように努力したけど、成功したかどうかはよくわからない。

『同情とかじゃなくて..
助けたいと思ったんだよ。
昔の俺を見てるみたいで..
誰かが助けてあげないとだめになるよ。
早く気付かないといろんなものを失くすよ..』

敬斗の声は震えていて。

俯いていたから表情はわからなかったけど、泣いてるんじゃないかと心配になった。
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