-LAST EDEN-
生きる気力がない、といってしまうとひどく滑稽な表現にはなってしまうけれど、事実そのとおりだった。

生きる意味が見いだせず

生きている実感がなく

毎日を無駄に浪費していくだけの日常だった。

先が見えずに生きていくぐらいなら死んだ方がいいのでは、と考えることも多かった。

理由なんてなかったけれど、その頃のあたしは『自殺志願者』だった。

なぜ自殺しなかったかって

『家庭内に問題があったから』

『学校生活に問題があったから』

なんて根も葉もない想像で周囲の人間に迷惑をかけたくなかったから。

だってどちらにも問題なんてなかったのだから。
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