-LAST EDEN-
敬斗はそのままあたしを毛布の中に引きずり込んで。

しばらく黙って抱き合っていた。

人の肌に触れて体温を感じることがこんなに気持ち良くて幸せだと知らなかった。

ほんの少しでも腕が緩むと不安になってしがみつくようにして訴えた。

そのたびに小さな声で大丈夫、そばにいる、とくり返してくれた。

そのままあたしは眠ってしまった。
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