-LAST EDEN-
今すぐ殺してほしいと言えば、彼は殺してくれるだろう。

なんとなくだけど、そう思った。

でもあたしは首を縦にはふらなかった。

『殺されるなら、敬斗にがいい。でも突発的に、それでいて愛をもって殺してくれないと嫌。』

きっと馬鹿にされると思ったけれど、敬斗は少しだけ笑って言った。

『俺以外の誰かに殺させたら許さないから』
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