副社長と秘密の溺愛オフィス
「あぁ、大丈夫。ものすごく元気。ごめんなかなか帰ってこられなくて」
「そうだな。--でも、その格好……ずいぶん趣味が変わったんだな」
上から下まで関心するように見ている弟の顔は、姉の変化に好意的だ。
「よく似合ってる。で、それって……後ろにいる人の影響?」
顔を寄せて小声で尋ねてきた。おっと、すっかり明日香も一緒に来ているのを忘れていた。
「紹介する。彼は甲斐建設の副社長でわたしの婚約者の甲斐紘也さん」
「ちょ、ちょっと」
はっきりと言い切ったことに不満だったのか、明日香が俺の腕を引っ張るが、そんなことは気にしない。
「ご挨拶は?」
促すとはじかれたように頭を下げた
「あ、いや。あの、はじめまして甲斐紘也です」
おそらく小さいころから面倒を見てきた弟に『はじめまして』などというのは、変な気持ちに違いない。
「はじめまして、姉がいつもお世話になっています」
久しぶりに会う弟に、目を細めてほほ笑んでいた。
「こんなところで話もなんだから、中に案内して?」
俺の言葉で三人ともリビングに移動した。
「そうだな。--でも、その格好……ずいぶん趣味が変わったんだな」
上から下まで関心するように見ている弟の顔は、姉の変化に好意的だ。
「よく似合ってる。で、それって……後ろにいる人の影響?」
顔を寄せて小声で尋ねてきた。おっと、すっかり明日香も一緒に来ているのを忘れていた。
「紹介する。彼は甲斐建設の副社長でわたしの婚約者の甲斐紘也さん」
「ちょ、ちょっと」
はっきりと言い切ったことに不満だったのか、明日香が俺の腕を引っ張るが、そんなことは気にしない。
「ご挨拶は?」
促すとはじかれたように頭を下げた
「あ、いや。あの、はじめまして甲斐紘也です」
おそらく小さいころから面倒を見てきた弟に『はじめまして』などというのは、変な気持ちに違いない。
「はじめまして、姉がいつもお世話になっています」
久しぶりに会う弟に、目を細めてほほ笑んでいた。
「こんなところで話もなんだから、中に案内して?」
俺の言葉で三人ともリビングに移動した。