副社長と秘密の溺愛オフィス
「ついこの間まで、俺の体だったんだよな? でも全然違う。ここも……」
紘也さんの手がわたしの肩を撫でた。次いで背中。
「ここも……ここも……」
次々と彼の大きな手が、わたしの形を確かめるようにして素肌の上を這う。
「どこも……綺麗だ。俺の体だったときと全然違う。……柔らかくて、いい匂いがする。……全部、食べたくなるっ……」
噛みつくように首筋にキスをされた。
本当に食べられそう……。
驚いたけれど、いやじゃない。むしろもっとしてほしい。もっとわたしを欲しがって……!
全身を唇と手のひらで、翻弄される。勢い余ってベッドに倒れ込んだ。
わたしにおおいかぶさった紘也さんが、わたしの胸元をきつく吸い上げる。チリッとした軽い痛み。そこには赤い彼の独占欲象徴であるかのような、赤い印があった。
「全部俺のもの……明日香……かわいい。もっと欲しい。もっと深くまで愛していいか?」
乞うような彼の目に、わたしはうなずいた。
「っ……ん」
「……っ、悪い。やさしくできなくて」
眉間に皺をよせ、額に汗をにじませる彼の顔にわたしは手を伸ばした。ゆっくりと彼の頬を撫でると、その感覚を味わうかのように彼はうっとりと目を閉じる。
彼の余裕のない表情が、わたしの心を満たす。
もっと愛してほしい……もっとずっとそばにいてほしい。
熱い吐息が絡まり合い、シーツの波間にふたりが溶ける。
もつれていたふたりの愛の糸が、今しっかりと結ばれる。
ベッドサイドに置いてあった、カメオの天使たちに見守られながら。
紘也さんの手がわたしの肩を撫でた。次いで背中。
「ここも……ここも……」
次々と彼の大きな手が、わたしの形を確かめるようにして素肌の上を這う。
「どこも……綺麗だ。俺の体だったときと全然違う。……柔らかくて、いい匂いがする。……全部、食べたくなるっ……」
噛みつくように首筋にキスをされた。
本当に食べられそう……。
驚いたけれど、いやじゃない。むしろもっとしてほしい。もっとわたしを欲しがって……!
全身を唇と手のひらで、翻弄される。勢い余ってベッドに倒れ込んだ。
わたしにおおいかぶさった紘也さんが、わたしの胸元をきつく吸い上げる。チリッとした軽い痛み。そこには赤い彼の独占欲象徴であるかのような、赤い印があった。
「全部俺のもの……明日香……かわいい。もっと欲しい。もっと深くまで愛していいか?」
乞うような彼の目に、わたしはうなずいた。
「っ……ん」
「……っ、悪い。やさしくできなくて」
眉間に皺をよせ、額に汗をにじませる彼の顔にわたしは手を伸ばした。ゆっくりと彼の頬を撫でると、その感覚を味わうかのように彼はうっとりと目を閉じる。
彼の余裕のない表情が、わたしの心を満たす。
もっと愛してほしい……もっとずっとそばにいてほしい。
熱い吐息が絡まり合い、シーツの波間にふたりが溶ける。
もつれていたふたりの愛の糸が、今しっかりと結ばれる。
ベッドサイドに置いてあった、カメオの天使たちに見守られながら。