副社長と秘密の溺愛オフィス
エピローグ
キッチンに立つわたしは、白菜をざくざくと刻む。時計を確認するとそろそろ翼が来る時間だ。
「明日香、コンシェルジュに翼のこと言ってるのか?」
「あ、忘れてた」
ここ最近うっかりすることが多い。俗にいう幸せボケというやつだろうか。
紘也さんが苦笑しながら、コンシェルジュに連絡を入れてくれた。
もう……しっかりしなきゃ。
手元の野菜を大皿に並べた。あとは冷蔵庫に用意してあるお肉を出せば準備完了だ。
翼を招待して、久しぶりに三人で食事をすることになった。
メニューは翼のリクエストでしゃぶしゃぶ。紘也さんに「うまい肉が食べたい」と自らリクエストしたみたいだ。紘也さんはは惜しげもなくわたしが今まで見たこともないような霜降りの高級な黒毛和牛のしゃぶしゃぶ用のお肉を買って帰ってきた。
キッチンから用意した野菜をダイニングに運ぼうとすると、紘也さんがやってきた。
「俺も手伝う」
「ありがとう……じゃああっちのお願いできる?」
両手がふさがっていたわたしは、キッチンに用意してあるお皿にチラッと視線を向ける。
「了解」
そう言った彼の横を通り過ぎようとした瞬間「チュ」と唇を奪われた。
「明日香、コンシェルジュに翼のこと言ってるのか?」
「あ、忘れてた」
ここ最近うっかりすることが多い。俗にいう幸せボケというやつだろうか。
紘也さんが苦笑しながら、コンシェルジュに連絡を入れてくれた。
もう……しっかりしなきゃ。
手元の野菜を大皿に並べた。あとは冷蔵庫に用意してあるお肉を出せば準備完了だ。
翼を招待して、久しぶりに三人で食事をすることになった。
メニューは翼のリクエストでしゃぶしゃぶ。紘也さんに「うまい肉が食べたい」と自らリクエストしたみたいだ。紘也さんはは惜しげもなくわたしが今まで見たこともないような霜降りの高級な黒毛和牛のしゃぶしゃぶ用のお肉を買って帰ってきた。
キッチンから用意した野菜をダイニングに運ぼうとすると、紘也さんがやってきた。
「俺も手伝う」
「ありがとう……じゃああっちのお願いできる?」
両手がふさがっていたわたしは、キッチンに用意してあるお皿にチラッと視線を向ける。
「了解」
そう言った彼の横を通り過ぎようとした瞬間「チュ」と唇を奪われた。