クールアンドドライ
そういうと、課長は少しいやな顔をした後、「まぁ、お前よりは、いいと思うけど。」と、見下すように言った。
「うるさいです。」
すぐ、人を小馬鹿にする感じは、昔から変わってない気がする。
小学一年の夏休みに、ひろにぃの家に遊びに行くと、課長も居ることがあった。
そういう時、課長は、宿題とかみてくれた。
でも、やっぱりその頃も偉そうな口調で、「こんな問題もわかんねーのか?」とか言っていた。
私が泣きそうになると、「泣くな、頼む!」と言って慌てだして、急に優しくなるんだった。優しくしてもらえるから、わざと泣きそうな顔をしていた記憶がある。
「なんか、変わって無いですね、課長。昔から、偉そうって言うか、・・人を小馬鹿にするの得意でしたよね。」
「そんなんじゃねーよ。」
「え?」
「だから、馬鹿にしてるつもりは無い。」
「そうなんですか~?わたし的には、絶対馬鹿にされてるんだろうな~ってずっと思ってました。あまりにムカついて、しょっちゅう、泣き真似してましたもん。」
「ああ、それはちょっと違うな。多分、あれだ・・からかうと反応が良かったから・・俺にしてみれば、遊びの延長だったんだ。」
「えっ?…・・!からかわれてたんですか?」
「まぁ、そうなるな。なんで泣くのか不思議だった。今思えば、けっこう嫌なやつだよな、おれ。」
「うるさいです。」
すぐ、人を小馬鹿にする感じは、昔から変わってない気がする。
小学一年の夏休みに、ひろにぃの家に遊びに行くと、課長も居ることがあった。
そういう時、課長は、宿題とかみてくれた。
でも、やっぱりその頃も偉そうな口調で、「こんな問題もわかんねーのか?」とか言っていた。
私が泣きそうになると、「泣くな、頼む!」と言って慌てだして、急に優しくなるんだった。優しくしてもらえるから、わざと泣きそうな顔をしていた記憶がある。
「なんか、変わって無いですね、課長。昔から、偉そうって言うか、・・人を小馬鹿にするの得意でしたよね。」
「そんなんじゃねーよ。」
「え?」
「だから、馬鹿にしてるつもりは無い。」
「そうなんですか~?わたし的には、絶対馬鹿にされてるんだろうな~ってずっと思ってました。あまりにムカついて、しょっちゅう、泣き真似してましたもん。」
「ああ、それはちょっと違うな。多分、あれだ・・からかうと反応が良かったから・・俺にしてみれば、遊びの延長だったんだ。」
「えっ?…・・!からかわれてたんですか?」
「まぁ、そうなるな。なんで泣くのか不思議だった。今思えば、けっこう嫌なやつだよな、おれ。」