初恋は、許されない恋でした。
麻生「うっま…っ!!」



『よ、よかった!』

麻生「……食べないの?
嫌いなものでも?」

豪華すぎて食べれないんです!!
いや……食べれないでしょー……
私一般市民ですよ?(真顔)


麻生「……食べないならいいけど。」

……ふてくされてません……?!

『い、いや!……いただきます…!』

勇気を出してお豆を一つ。
……うん、絶品……!

麻生「不味い?」

『え?!
いやいやいやっ!ものすっごく美味しい!』

え?え?こういうお弁当っていっぱい食べちゃっていいの?
ちまちま食べるの好きじゃないんだけど……。

……うーん。悩むなぁ。

麻生「何悩んでるの?」


『へ?!』

麻生「いや、美鈴ってわかりやすいから。笑ったり悩んだりかと思ったら驚いたり?」


う……そんなわかりやすい顔でしたか……!

『あ、あはは……美味しすぎてもったいないと言いますか……』

麻生「いいよ、全然大丈夫。
美鈴が食べてくれないとシェフが泣くよ、食べてないって。」


そ、それはダメだわ……
知らない人泣かせるのはダメだね、まずそういう機会あんまりないけど←


よし……思い切って伊勢海老を……!!!
あれ、伊勢海老ってどうやって食べるの(真顔)←伊勢海老食べたことない人

そうなんですー、ほんっとに高級食材って言ったらメロンとうなぎ食べたことあるぐらいだから(ドヤ)←


……どーしよーー……


麻生「……伊勢海老、剥いてあげようか?」

『……あは…』

麻生「仕方ないよ。伊勢海老お弁当に入れてるの俺ぐらいだろうから、食べ方に戸惑うよね。」


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