愛されたい、ただそれだけ

人を馬鹿にしてできる友達はみんなキツめの性格だった。人を馬鹿にすることが当たり前の世界。
また、人を馬鹿にして作った友達は、それが当たり前のことだと思っているから、今度は私が蹴落とされるかも分からない。かわるがわる仲間はずれにされながらも上位にいることに優越感を覚えていた。馬鹿だった。
そんなの友達じゃないのに、でもそうやって築き上げたものは、友達じゃなくて、カーストだった。しかも自分で評価したしょっぼいやつ。
そんなの欲しかったんじゃないのに、わたしはそんなので満足して馬鹿みたいだと思った。