眠らせ森の恋
「そう。
酒を入れなければ、ほぼミルクセーキだな。
だから、懐かしい味がするぞ」
木製のカップに入れて、奏汰はそのホットカクテルを出してくれた。
「エッグノッグはクリスマスの定番の酒だが。
寝る前に呑むナイトキャップの酒としても有名だ。
今日は疲れたろ。
ぐっすり寝ろ」
「……ありがとうございます」
いつも無理やり寝かしつけようとしている人からそんなことを言われて、なんだか申し訳ない気分になりながら、一口いただく。
やさしくて、懐かしい味だ。
子どもの頃とか家族とかを思い出すけど。
子どもの頃飲んだミルクセーキとは違う味も入っている。
ブランデーだ。
なんとなく奏汰を見た。
「なんだ?」
と自分もカウンターの向こうでエッグノッグを呑んでいる奏汰がこちらを見る。
酒を入れなければ、ほぼミルクセーキだな。
だから、懐かしい味がするぞ」
木製のカップに入れて、奏汰はそのホットカクテルを出してくれた。
「エッグノッグはクリスマスの定番の酒だが。
寝る前に呑むナイトキャップの酒としても有名だ。
今日は疲れたろ。
ぐっすり寝ろ」
「……ありがとうございます」
いつも無理やり寝かしつけようとしている人からそんなことを言われて、なんだか申し訳ない気分になりながら、一口いただく。
やさしくて、懐かしい味だ。
子どもの頃とか家族とかを思い出すけど。
子どもの頃飲んだミルクセーキとは違う味も入っている。
ブランデーだ。
なんとなく奏汰を見た。
「なんだ?」
と自分もカウンターの向こうでエッグノッグを呑んでいる奏汰がこちらを見る。