伝えられなかった想い
俺と麻奈は屋上に向かった。



重たいドアを開けると風がすーっとドアから入ってきた。



屋上はそれ以上に風が吹いていて寒かった。



「ちょっと寒いね。」



麻奈は肩を震わしている。



「教室戻るか?」



麻奈の体調も心配だし。



でも麻奈は首を横に振った。



「無理になったら言えよ?」



「うん。」



俺と麻奈は座ってそれぞれ手紙を読み出した。
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