(完)最後の君に、輝く色を
二ヶ月間、もし成功したら何をしようかと妄想を膨らませていた。



例え失敗したって、俺は麻酔で意識のないまま、痛みを伴わず楽に死ねるんだ。



あんな妄想しなければよかったと後悔する必要もない。



何を怖がることがある。



そう強気に過ごしてきた。



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