(完)最後の君に、輝く色を
桜色
「ハイッチーズ」
寒い冬も終え、飛鳥と会えなくなってから2回目の春が来た。
卒業式を終えた、私と優菜、瑠衣、蒼は写真撮影をしていた。
4人とも全員、別々の高校進学が決まった。
私は、芸術科がある私立が推薦で決まった。
小学生の頃からずっと一緒だったから、一緒じゃないのが想像できないな。
コミュニケーション能力にあまり秀でない私は不安で仕方ない。
京子ちゃんも同じ高校に進学が決まっているから、幾分安心だけどね。
卒業式のせいで、涙でぼろぼろの顔を見合わせていると笑えてくる。
何枚も何枚も撮って一息ついたところでそれぞれ別の友人の元に移動していた。
私は美術部の後輩たちに写真撮影を頼まれ、笑顔とピースをキープする。
急にわっと声が上がり、声の中心を見ると、優菜と悠雅くんだ。
同級生も後輩たちも憧れの思いを募らせてその光景を見つめている。
抱き合っている、、というか優菜が一方的に悠雅くんに抱きついている。
あの2人は一個年が違うから、優菜は辛いだろうな。
でも、きっとあの優菜にベタ惚れな悠雅くんは同じ高校へ追いかけていくだろう。
優菜の行く高校は剣道名門校だしね。
寒い冬も終え、飛鳥と会えなくなってから2回目の春が来た。
卒業式を終えた、私と優菜、瑠衣、蒼は写真撮影をしていた。
4人とも全員、別々の高校進学が決まった。
私は、芸術科がある私立が推薦で決まった。
小学生の頃からずっと一緒だったから、一緒じゃないのが想像できないな。
コミュニケーション能力にあまり秀でない私は不安で仕方ない。
京子ちゃんも同じ高校に進学が決まっているから、幾分安心だけどね。
卒業式のせいで、涙でぼろぼろの顔を見合わせていると笑えてくる。
何枚も何枚も撮って一息ついたところでそれぞれ別の友人の元に移動していた。
私は美術部の後輩たちに写真撮影を頼まれ、笑顔とピースをキープする。
急にわっと声が上がり、声の中心を見ると、優菜と悠雅くんだ。
同級生も後輩たちも憧れの思いを募らせてその光景を見つめている。
抱き合っている、、というか優菜が一方的に悠雅くんに抱きついている。
あの2人は一個年が違うから、優菜は辛いだろうな。
でも、きっとあの優菜にベタ惚れな悠雅くんは同じ高校へ追いかけていくだろう。
優菜の行く高校は剣道名門校だしね。