(完)最後の君に、輝く色を
「夏実どうしたの〜〜」


「、、私の世界はもう終わりなのかもしれない」



「んな、大げさな」



「何があったのよ」



机に突っ伏してうだる私を心配そうにまたは呆れて3人が見下ろす。



屋上に行ってあの日から、どうしてかわからないけど先生に会いたくなくて鍵を借りにいくことなく。



なんとなく風邪気味だったので、部活も一週間休み、そのまま先生とずっと顔を合わせていなかった。



休んでいる間もデザインの構成を練っていたけれど、気分は沈むばかりで。



穏やかに輝く太陽を見ていたらなんとなく屋上にまた行きたくなった。



でも、言いにくいなあ、ていうか喋りにくいなあ。




< 21 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop