(完)最後の君に、輝く色を
「私、先生に呼ばれてたからいってくるね」



そう言って手を合わせ、お弁当の中身はまだ残っていたけど、蓋をして私は席を立った。



3人は軽く手を振って私を送り出した。



一階の職員室に向けて階段を降りて廊下を歩く。



外を見れば、男の子たちがサッカーをしている。



こんなに寒いのになんでわざわざ外に出るんだろう。



男の子って正直よくわからない。



大勢でつるんでワイワイ騒いで、
うるさいしつまらないことでギャーギャー笑ってふざけて。



あんまり近づきたくない存在かな。







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